コラム

2DCGの魅力

ゲームのキャラクターや背景演出に2DCGが欠かせないものであり続ける理由

そのシーンに盛り込む情報を自在にコントロールできるのが、2DCGが持つ魅力の一つ。その2DCGにしかないメリットは、ゲームの世界にどのようなメリットをもたらしているのでしょうか?

ワンショットの演出で伝える「情報」

ワンショットの演出で伝える「情報」

2DCGの魅力を考える際、静止画(ワンショット)の魅力を前提に考える必要があります。

  • この世界の時間軸はどの時点か?
  • この世界は地球のどの地点にありそうか?
  • この地域一帯の気候条件は?
  • 今はどのような季節なのか?
  • ここに登場するキャラクターたちの心情は?

…といった要素を一見で把握でき、コンテンツの世界観・その世界や景色の成り立ち、キャラクターたちがこの場に登場する必要性を明確にすることができる、という点です。

ワンショットの演出で伝える「情報の力」

ゲームの背景に限らず、こうしたワンショットが持つ「情報を伝える力」は様々なコンテンツで利用されている演出手法です。例えば、映画『猿の惑星』で有名なエンディングシーン。

映像が示す状況

主人公たちが、海岸沿いで砂に埋もれかけた自由の女神像を見つける

そこから読み取れる情報

  • 猿が支配する星であるということがわかっている経緯から、人類が滅亡した後の時代であること
  • 自由の女神像という象徴的なオブジェから、その場所がアメリカ、ニューヨークであること
  • 気候条件も北アメリカ東海岸の気候であること
  • 上記の情報とあわせて考えると、すでに人類(自分たちの味方)は絶滅したというアンサーが導き出される絶望感

…といった情報を視聴者に提示し、その世界観の中に没頭させる演出となっています。

ゲームの演出に必要な情報の追加・削除・変更

ワンショットの静止画のように、情報の追加・変更・削除がしやすいという点も2DCGの魅力の一つです。先ほどの『猿の惑星』の例で言うと、そのシーンに霧やもやを加えれば早朝である可能性や季節が秋・冬である可能性を情報として加えることができますし、もし、自由の女神像が東京タワーや五重塔であれば「かつてここは日本だった場所」と情報を変更することもできます。

それを踏まえてゲームの制作現場を鑑みてみると、プリプロダクションの段階で企画・構成したキャラクターや背景、造形物のデザインが、3DCGでは再現できないといった調整事項が起こることがあります。

実は現場でよく起こりえる調整事項で技術的な問題なのですが、3DCGの場合その素材がモジュール化されて後々まで使用されるので、その調整事項が解決できないとプロダクションの段階に進めないこともあります。

しかし、2DCGであればプリプロダクション~プロダクション段階の中で、そのシーンに必要な表現・要素を精査、磨き上げることができます。ある意味流動的とも言える制作工程を踏まえながら、ベストな選択肢をギリギリまで模索できるのです。

キャラクター・背景・造形物…ハイレベルな2DCGはなぜゲームに欠かせない演出となるのか?

キャラクター・背景・造形物…ハイレベルな2DCGはなぜゲームに欠かせない演出となるのか?

ゲームというところにフォーカスして考えてみると、上手な2Dデザイナーが手掛けた2DCGは、そのワンショットが表す意味や含まれる情報を直感的に伝えてくれます。

実は、絵画のような美しい2DCGを制作できる2Dアーティスト、またその志望者(セミプロ)は業界として少なくありません。個人レベルでプロとしてのキャリアをスタートできるため、志望者が多いからこそ狭き門です。だからこそ、そのもう一段階上のハイレベルな2DCGは、単に美しい2DCGにはないプラスアルファがあります。

そのプラスアルファとは、ワンショット・静止画が持つ「情報を伝える力」を持った2DCGであり、それができる2Dアーティストは依頼が途切れません。

  • 完成した背景の中、キャラクターたちが動くとどのように見えるかを計算にいれた2DCG制作ができる
  • 3DCGによるキャラクターデザインと組み合わせて違和感はないか?をイメージできる
  • クライアントがなぜこのワンショットを求めているのか、その意図を汲み取ることに長けている
  • クライアントが想定している世界観を表現するイメージ力を持っている

こうしたスキルを持っている2Dアーティストが携わった2DCGは、そのワンショットで伝えるべき情報がロジカルに分析され、適切にユーザーに伝える表現がされています。だからこそ、より一層ゲームの世界観に没頭できるシーン演出に必要なピースとなり得ます。

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住所 〒171-0014 東京都豊島区池袋4丁目26-7 ライヴス池袋
設立 2011年9月13日
事業内容
  1. コンピューターグラフィックス映像制作
  2. プロモーションムービー制作
  3. エンターテインメントコンテンツの受託開発
  4. アニメーション制作、デジタル撮影、
    原画、背景美術、イラストレーション制作
URL https://nirai-kanai.co.jp/
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